恵まれない学生や子供たちのためにご協力をお願いいたします。
こんにちは！！
立命館アジア太平洋大学2回生、冨永浩貴と申します。私は、２/18から4/1にかけて、学生団体であるAIESECを通し、カンボジアの首都プノンペンにある ACE (Advanced Center for Empowerment) という NGO でボランティア活動を行っています。
ACE は、カンボジアの恵まれない若者や子供たちの生活向上に向けて、英語やクメール語、衛生管理に関する教育機会や、リーダーシップトレーニングプログラムなどを提供している団体です。
本日より、
➀ カンボジアの社会問題やACEの活動などについて知ってもらう
② ACEへのご支援金募集
を目的にHatena Blogで投稿をしていきたいと思っています。
今回は、私を含め、短期ボランティアチームが取り組んでいるご支援金募集ページに投稿した日本語の文章を少し編集し、関連写真を加えたものを以下で掲載させていただいております。
恵まれない学生や子供たちのためにご協力をお願いいたします。
私たちは、3月1日より、Give Kandal Kids an Educationというプロジェクトに向けて、ご支援金を募らせていただいております。
このプロジェクトの当初の目的は、ACE が運営する KCC 校（Kandal Community Center）の
-新しい教室の設置
-新しい教員の 1 年間分の給与
のために 2400 ポンド(約 35.28 万円)のご支援金を募ることでした。
幸いなことに多くの方々からご支援金を頂き、3 月 8 日には、新しい教室の設置と教員費を含め、その教室を 2 年間運営できるほどの支援金、5745 ポンド（約 84.4 万円）が集まりました。
KCC 校の運営のために多くのご支援金を頂きましたこと、誠に感謝しております。（KCC 校に関しては、この文章の最後に記載しております。）
しかし、現在なお、ACEは大幅な資金不足に直面しています。ACEで活動する学生ボランティア、さらに、ACEの事業運営全般を支えているDLTC(Domitory and Leadership Training Centre)というプログラムの資金不足は非常に大きく、運営がままならない状態です。そのため、私たちはご支援金の募集を継続させていただいております。
詳細は以下をご覧ください。
子供たちへの教育の現状
あなたには、公立学校で授業を受けるために先生に直接お金を渡したという経験がありますか？
カンボジアの公立学校では、教員が子供たちにお金を要求し、お金を払える子供だけが、優遇されたり、補習授業を受けることを許されたりすることがよくあります。そのため、カンボジアの恵まれない子供たちは十分な教育機会を得ることができません。
ACE が子供に提供しているもの
カンボジアには、「英語を話せる人は、そうでない人に比べて平均収入が約二倍ある」「子供たちの衛生に関する知識が乏しく、汚い手で食事をしたり、汚いところで遊んでしまったりなど、病気にかかるリスクが高い」といった現状があります。そのため、ACE は英語と衛生管理に関する教育を中心に、子供たちに対して授業や様々なイベントを行うことで、彼らの生活向上に努めています。
DLTCについて
ACE は、現在、地方から来る 19 人の経済的援助が必要なカンボジアの学生に対し、 DLTC(Dormitory and Leadership Training Center)というプログラムを提供しています。
DLTC ではカンボジアの学生に対し、
-寮やそこでの食事
-Australian Centre for Education で英語レッスンを受けるための奨学金
-リーダーシップ育成プログラム
-生活助成金
などを提供しています。
彼らは、ACE からこれらの恩恵を受ける代わりに、学生ボランティアとしてACE の事業運営を支えています。地方やスラム街にある校舎で子供たちに授業を行っている教員や、その他のイベントを運営している人たちも、DLTC に参加している学生ボランティアです。
DLTC によって、学生たちは、大学に通うための援助や、英語力やリーダーシップの向上機会を得ることができます。それによって、学生たちは社会で活躍する人材へと成長していきます。また、DLTC に参加し、ボランティアとして活動する学生の英語力やリーダーシップが向上することは、ACE の事業に関わっている約 800 人の恵まれない子供たちへの質の高い教育に繋がります。
DLTC に参加する学生を”援助したい”と想うに至った大きなきっかけ
「子供たちの前では、絶対落ち込んでいる姿、疲れているような姿は見せたくないし、ハッピーでありたいの。だって、スラム街に住む子供たちの中には、親から優しくしてもらえなかったり、暴力を受けていたりする子もいるから。子供たちが親から愛情をもらえない代わりに、私が愛情をあげたいの。」
これは、私（冨永浩貴）がスラム街にある WTHC 校で授業を行っている女子学生ボランティアに、「大学の勉強もあって、毎日 5～6 時間しか寝てないのによくあんなにも元気に子供たちに授業できるね」と言ったあとの、彼女の返事でした。
私にとって、この言葉は、彼女やその他の ACE で活動する学生ボランティアのために何かしてあげたい、と強く想うに至った大きなきっかけになりました。
ご支援金の使い道
ご支援金のうち、
5745 ポンドは
-新しい教室の設置
-新しい教室を約 2 年間運営するための費用（教員費を含む）
に使われる予定です。
ご支援金合計金額から 5745 ポンドを差し引いたお金は、10,000 ドル（約 106 万円）ほど資金が不足している DLTC 運営のために使われます。
具体的には、
-Australian Centre for Educationのための奨学金
-ACEが運営している学生寮の家賃
-寮での水道・光熱費
です。
ファンドレイザー紹介
送金手続きについて
カンボジアは、Go Fund Me がサービスを展開している国ではないため、このページを通しての支援金は、ACE へ直接送金されるのではなく、3 月 6 日まで ACE でボランティア活動をしていた Benjamin Chuah が、彼の銀行口座を利用して受け取った後、ACE に国際送金されることになっています。
*Advanced Center for Empowerment は、Attitude Center for Empowerment というNGO として登録されているため、送金先の口座名は「Attitude Center for Empowerment」となります。
ご支援手順
下のリンクから Go Fund Meのページを開いた後、➀~⑫の手順でご支援をすることができます。
リンク: Fundraiser by Ben Chuah : Give the Kandal kids an education
➀ 「Donate Now」をクリック
② 支援したい金額を入力 (3 月 14 日時点で、￡1＝149 円)
③ Go Fund Me 運営に支払う金額を選択（Other を選択したのち、運営に支払う金額を￡0 にすることも可能です。また、Total Charge は、合計支払金額を表しています）
④ 名前の入力（「Hide name and comment from everyone but the organizer」をクリックすることで、Go Fund Me の運営会社に対してを除き、名前とコメントを非公開にすることができます。）
⑤ メールアドレスの入力
⑥ 国の選択
⑦ 郵便番号を入力
⑧ クレジットカード番号を入力
⑨ クレジットカードの有効期限を入力
⑩ セキュリティーコードの入力
⑪ コメントの入力（任意）
⑫ 「Continue」をクリックし、支援が完了します
“Give Kandal kids an Education” (当初の目的)
ACE が運営する 4 つの校舎のうちの 1 つ、プノンペンから車で約 2 時間の場所にあるKCC 校は現在、公立小学校の教室を一つかりて運営されており、公立小学校の授業だけではとても不十分な英語や衛生管理に関する教育を子供たちに提供しています。
私たちがそこで見た現状は、パイ・エル・ウティーという女性が5 つのクラス、計 200 人もの子供たちにたった一人で授業を行っているというものでした。
この訪問を通して、私たちは、彼女が 200 人もの生徒に熱心に、そして一人で授業を行っていることに対し尊敬の念を抱くとともに、彼女の負担を減らしてあげたい、子供たちにもっと質の高い教育を提供できるように ACE を助けたい、と思うようになりました。
現在、ACE は KCC 校の教室を一つ増やすことに加え、教員をもう一人雇うことで、彼女の負担を減らすとともに、1 クラス当たりの生徒数を減らし、より良い教育を子供たちに提供しようとしています。
しかし、使用する予定の教室の屋根には穴がいくつもあったり、黒板や机は劣化していたり、電気が通っていなかったりと、子供たちが授業を受けるためには改築が必要です。また、教室の改築費や、もう一人の教員を雇うための資金的余裕が ACE にはありません。
そこで、私たちは、ACE のために、パイ・エル・ウティーのために、KCC 校で熱心に学んでいる子供たちのために、支援金を募ることを決め、この Go Fund Me ページを作成しました。
＊3 月 2 日にこの活動を始め、3 月 6 日には、2400 ポンドを大きく上回る、5745 ポンドの支援金が集まりました。KCC 校の新しい教室と教員のために、十分なご支援金を頂きましたこと、感謝しております。
